協会について

         会 長 挨 拶       

 2021年度、会長就任いたしました、高倉 東と申します。宜しくお願いいたします。

 昨年度、そして今年度と新型コロナウィルスの感染拡大により、あらゆる場面で制約を受け日常生活は不自由な日々が続いております。職場におかれましても感染対策に苦労されていることと存じます。ワクチン接種が進み、この事態が一日も早く収束する事を願っております。

 しかしながら悪い事ばかりではありません。この2年間、在宅勤務の為の環境整備がかなり進んだのではないでしょうか。通勤せずに自宅にいながら業務が行えるということ、数年前までは考えられもしませんでした。これにより休日出勤せずに自宅で業務を処理する事もできるようになりました。

 ZOOM等のWEB会議の発達も会議の在り方に変革を与えてきました。

「働き方改革」という政府のスローガンもコロナ対策の中で急激に発展させる事が出来たのはひとつの収穫ではないでしょうか。

 さて、当協会の活動内容ですが、目標として下記5つの課題を進めております。

   ・建築積算業務委託約款の策定

   ・建築積算業務実態調査

   ・個人事務所の会員化、仕事に結びつくネットワーク作り

   ・BIMの動向調査、情報収集

   ・関係団体、公的機関との交流を深める

 建築積算業務委託約款の策定につきましては、民法改正に伴う修正を行うことで完成させる事が出来ますので今年度中の完成を目指して進めていきたいと考えております。

 建築積算業務実態調査は何年も続いている課題であり、会員の皆様におかれましても、実務に直結する非常に興味深い内容である事と存じます。現在、毎月会議を開いて活発な議論を行っており、何としても今年度中には一つに冊子にして皆様のお手元に届けられよう努力いたします。

 個人事務所の会員化につきましても何年も話し合いをしてまいりましたが結論が出せておりません。この課題につきましても今年度中に方針を固めたいと考えております。

 以上3つの課題につきましては、今年度中に形にすることを目指して活動したいと思います。

 BIMに関しましては、会員の皆様も興味があることと存じます。今年度は、BIMに関心のある有志の方に集まっていただいて、積算事務所としてBIMとどう向き合っていけばよいのかを考えていきたいと思っております。

 また、現在どの程度までBIMと積算の関係が進んでいるのかも併せましてご報告したいと考えております。

 5つ目の課題、関係団体・公的機関との交流を深めるにつきましては、現在不定期ではありますが、国土交通省に訪問し意見交換を行う場を設けております。

 今後もより活発に働きかけを行い、積算事務所の要望や意見を伝えてまいりたいと考えております。

 また、関東支部のTARC(東京建築設計関連事務所協会協議会)への参加、関西支部の大阪府建築士事務所協会との交流等を通してそれぞれの立場の考え方、意見を会員の皆様に伝えていきたいと思います。

 東京都、並びに大阪府設計事務所協会から業務の依頼がありました時には、会員の皆様のご協力の程よろしくお願いいたします。

 昨年度は建築コスト管理システム研究所と機関誌にJAQSのテレワークの記事が掲載されました。今後も交流を続けRIBC講習会の協力をお願いしたいと考えております。

 また積算事務所は、業務においてRIBCを使用する頻度が非常に高いヘビーユーザーでありますので、RIBCの操作性等について要望等を伝える場を設けていきたいと考えております。

 以上、昨年度の5課題につきましては、結果を出せる様努力して参ります。

 コロナ禍で思うように動くことができない日々が続いておりますが、いずれ収束する日が来ることを信じて、出来ることからひとつずつ頑張っていきたいと思いますので会員の皆様のご指導、ご鞭撻の程宜しく申し上げます。

一般社団法人 日本建築積算事務所協会 会長 高倉 東

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